人生の行方を左右するいろんな病気の治し方について

生活の質を上げる

乳房再建を望まれる方が増えています

乳がんの手術により摘出した乳房をふたたび取り戻すことを乳房再建と言います。摘出したままでも健康に影響はありません。しかし乳房再建によって、その方のQOLを向上させることが出来るかもしれません。QOLとはクオリティオブライフ、生活の質のことです。乳がんの手術により乳房を失った喪失感や、生活上での不都合から解放されることで、より良く生活することができるでしょう。 乳房を全摘出して時間が経過していたとしても、諦める必要はありません。又、今から摘出手術を受ける方は同時に再建することもできます。乳房再建は乳がんの手術をした病院で受けることも出来ますし、再建を得意とする別の病院で受けることも出来ます。自分にあった手術法を見つけるためにも、納得できるまで医師に相談してみてください。

皮弁法とシリコンインプラント法

手術は大きくわけて2つあります。自分の組織を移植する皮弁法と人工乳房を挿入するシリコンインプラント法です。 そえぞれにメリットとデメリットがあります。 皮弁法は仕上がりが自然で柔らかさもあります。劣化の心配もなく健康な側の乳房と同じように老化もしていくので違和感が少ないでしょう。しかし入院期間が10日前後必要です。腹部などから移植しますので切開した傷が残ります。 シリコンインプラント法は日帰り入院も可能です。乳がん手術をした時の傷口を用いて人工乳房を挿入するので、新たに体に傷が増えることはありません。しかし被膜拘縮を起こすことがあります。これはインプラントのまわりにできた被膜が縮まってしまい、乳房が変形してしまうことです。これをおこさないためにマッサージが必要です。 治療費にも違いがあります。皮弁法は保険適用できますが、シリコンインプラント法は保険適用外となる場合が多いようです。